皆さん、こんにちは。
北海道旭川市でキャンピングカーレンタルのウレシカを営んでおります山岡です。
先日まで日高町で行われた北海道アウトドアフォーラムという、北海道のアウトドア事業に関わる事業者が集う
会合に出席してきました。
参加者はガイドさんと呼ばれる、山岳ガイドやネイチャーガイド、カヌーガイドさん。
他には地域おこし協力隊の方やアウトドア教育プログラムを考えている教育関係者の方が多く参加されておりました。
今年のテーマ「北海道のアウトドア業界の持続可能性について考える」です。
私もキャンピングカーのレンタル業を通じてSDGsってどう対応できるのか。日々悩んでおります。
お客様が動けば化石燃料を焚いて移動するわけで
その排気ガスが気候変動に大きく影響する。
しかも、我々のお客様の多くは北海道の大自然を求めに旅をする為、
環境問題の最前線を周遊する事が多い。
そんなレンタカーを提供している事業者として何が出来るのか。
今も明確な答え、行動指針が示せずにもやもやしておりました。
そんなフォーラムの中で
各協賛企業さんを紹介する場面がありました。
任意団体ですが、「山のトイレを考える会」の方の挨拶に衝撃を受けました。
「25年間、山でウ●チとトイレットペーパーを拾い続けている山のトイレを考える会です。
今日は、持ち運びのトイレ普及のためにサンプルを200セット程持ってきました。」
と笑いながら、自己紹介がはじまりました。
会場は一瞬笑いの様などよめきがありましたが
私を含めすぐにその言葉は、会場にいる多くの方に刺さった様に感じました。
今はSDGsという言葉があります。
そしてその中には「安全で衛生的な水・トイレを世界中に!」という項目があります。
その方が活動を始めた時にはSDGsという言葉はなんてなく
その方自身が登山をする時に綺麗な山にいたい。山のトイレは汚いという概念を払拭したい!
という想いから始まった様です。
最初は本当にひどかった。今は綺麗になってきた方だという事でお話を伺いました。
私が山に登る様になる前位からずーっとこの活動を続けています。
私が知る山(山のトイレ)は比較的綺麗なイメージしかありませんでした。
当たり前の様に普通に使わせて頂いておりました。
ただ、山のトイレを考える会の方がご用意頂いたパネルには
現在の山のトイレの状況の写真があり、拝見してびっくりしました。
トイレにゴミを捨てあったり、トイレから色々とはみ出ていたりと。。。
正直に言うと、必要なければ続けたくない内容の活動だと思います。
自分のものでも嫌になるのに・・・他人のものを荷下げしたりもするんです。
皆がルールを守れば、続けなくてもいい事かもしれません。
私のお客様にも北海道に来られて、山に登る方が多くいます。
そのお客様の多くは北海道の山に登って満足してお帰りになられます。
そんなお客様を支えているのはこういった方の活動なんだなぁっと
改めて感じました。
やらなくていい様になるのがこの活動のゴールかもしれませんが
やらなければならない時期にやり続ける。長期にわたってやり続ける。
そんな活動を長きにわたり支えている方や協賛している企業様にも頭の下がる思いでした。
一つの組織だけではなく、広域に連携をしながら活動を続けている。
これこそが、SDGsなんだなぁっと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
執筆者プロフィール
山岡 大介(やまおか だいすけ)
北海道 旭川市生まれ・育ち
大学卒業後、大手通信会社に勤務後
札幌にてキャンピングカーレンタルを共同で起業。その後旭川でウレシカとして独立。
ureska(ウレシカ)
ホームページ:https://ureska.jp/