こんにちは、内海です。

 

数年前、Youtuberが増えた頃、
「好きなことを仕事に」
という言葉が若者の間で流行しましたよね。

 

当時、社会人1年目だった私もその言葉に強く感化され、
「俺もやりたいことを仕事にしよう」と思いました。

 

それからは、
たくさんの意識高い系の人(笑)の動画を漁り、
その中から一番カッコよかった人を見つけ、

「この人の思考を頭に入れよう!」

と、ログインボーナスが貰えるんじゃないか
くらいの勢いで毎日その人の動画を観まくっていました笑

 

それから約2年間、

「仕事は1日の中でも多くの時間を使うもの。」
「だからその仕事が辛いと幸せになれない。」
「やりたいことを仕事にすることこそが一番の幸せだ。」

と思い行動しました。

 

途中からYoutubeは見なくなりましたが、
それ以降も本を読んだり、人の話を聞いたり、
セミナーを受けたりしてきました。

 

全ては幸せになるため、です。

 

そして今、
1週間のうちの全ての時間ではありませんが
やりたいことを仕事にしている自分がいます。

 

ですが、正直なところ、
これまでのやりたいことを仕事にできなかった頃と
何か違うかと言われるとそうでもありません。

 

やりたいことを仕事にできなかった頃と同じように、
悩むし、苦しむし、辛くなります。

 

「やりたいことを仕事にする」
ことを目標にたくさんの行動をしたのですが、
いざそれを手に入れてみてもあまり変化はありません。

 

でもふと考えると、
私はその事実を学生時代の部活で
学んでいました。

 

多くの学生スポーツは、
全国大会出場や地方大会ベスト4など、
1つの目標を目指します。

 

私も同じく、
全国大会出場を目指して
日々練習に励んでいました。

 

しかし、
多くの大会がトーナメント形式である以上、
どこかで必ず負ける日が来ます。

 

つまり、私を含めたほとんどの学生は
目標を達成できずに部活動を終えてしまうのです。

 

高校生の頃ラグビー部に所属していた私は、
スポーツの特性上、毎日生傷は増え、
体のどこかを痛めていました。

 

それでも毎日練習しました。
なのに、最後は負けて終わるのです。

 

悔しい結果に終わるのです。
目標は達成できないのです。

 

ですが、卒業する時、後輩に向かって
「この3年間は楽しかった。私はここでラグビーができて幸せでした。」
と胸を張って言う事ができました。

 

これまでの
辛かった練習や試合に負けて監督に怒られた時間、
練習前に遊んでいて先輩に怒られた時間、
下校中の友達との楽しい時間。

その他のさまざまな思い出が全て、
楽しく、幸せだったと
感覚的に気づくことができるのです。

 

これは、社会に出ても同じです。
何かの目標を達成すること(私の場合やりたいことを仕事にする)が
私たちを幸せにしてくれる訳ではありません。

 

それまでのプロセスが幸せなのではないでしょうか?

 

もろろんそのプロセスを歩んでいる時は、
苦しいことや悲しいこともあるでしょう。

また、たとえそれが達成できなかったとしても、
それを求めて頑張った日々やそれ以外のことをしていた
何気ない時間が幸せだったと気づくはずです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

執筆者プロフィール

内海 大(うつみ だい)

コーチ
東京都在住 1997年1月16日生まれ

海外旅行と温泉が好きな24歳。

営業マンの父、病院事務の母、歳の離れた姉の4人家族。

父の影響で小学2年生の時にラグビーを始め、14年間ラグビー漬けで過ごす。

筋トレで体だけでなく、メンタルも成長していくことに面白さを感じ、日課になり早9年。

洋楽好きで、英語学習が趣味。
「英語を話せるようになりたい」とニュージーランド留学も経験。

大学時代に塾講師として中高生に英語を教え、高校3年生の女子生徒を担当した際に転機が訪れる。

受験3ヶ月前に模試の厳しい判定結果を受けるも、彼女は志望校を変えず前に進むことを決意し、第一志望校を現役合格する。

彼女とご両親が喜んでいる姿や、彼女の将来が開けたことに嬉しさを感じ、「こんなふうに人と対話しその人に貢献する仕事がしたいな」と漠然と思い描くようになる。

しかし、教育学部を目指し、すでにやりたいことがあった彼女を尊敬する一方で、自身は「やりたいこと」より「お金や世間体」を気にしながら、就職活動を開始。

「面接で取り繕った志望理由を話す自分」
「友達の内定を心から喜べず、焦る自分」

そんな自分の姿を見ないようにして過ごし、志望してるかさえ分からない会社へ就職。

社会人として1年が経った頃、あるYoutubeで「お前は何がしたい」「なぜそれをするんだ」というメッセージに心を動かされる。

「本当に今の会社のままで良いのか、
 一度きりの人生を無駄にはしていないか」

という心の声を大事にし、新卒で入社した会社を10ヶ月で退職。

その後、大学時代に感じていた「人と対話し、貢献する仕事がしたい」という気持ちを大切にコーチングの勉強を始める。

正解がないこの世の中で、対話相手の価値観・信念を一緒に大切にしながら、
相手が対話から気づきを得、前に進もうとする姿をそっと後押しできるこの仕事が大好き。

夢は、自分と向き合い、心から満足した人生を送る人を増やすこと。