from 北海道旭川オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
ここ数ヶ月、
とても有難いことに
いろんな方のお世話を
させていただく貴重な機会をいただいています。
「お世話」
というと抽象的ですが、
学習や仕事をスムーズに
進めるためのサポートだったり、
思考を整理するための
コーチングをしたり、
自分ができることを
とにかくさせていただいているんですね。
すると、面白いもので
人の賢さを感じるようになったんです。
先日は、
「人にお世話されるのはいいが
人のお世話をするのは嫌だ」
と思う人と出会いました。
これって、
人から与えられるのはいいけど、
人に与える(奪われる)のは許せない
という
その人の意識の表れでもあります。
そして、その人をもう少し観察していくと
もっと与えて欲しいために
「もっと、もっと…」
と要求し始めてきます。
でも、与えてくれる人に
心からの感謝をしない。
きっと無意識なんでしょうが、
そういう行動を見受けられました。
すごくざっくりしたお話ですが、
こういう人が
あなたの周りにもいませんか?
例えば、
上司や先輩から
指示されないと動けない社員はいませんか?
誤解がないように
先にお伝えしますが、
決して、良い悪いという話を
したいわけじゃありませんからね^^;
この社員にも
そういう風になってしまうきっかけがあったはずなんです。
だから、その人を責めたところで
何も解決はしません。
考えるべきことは、
そのきっかけで生まれた癖を
どうやって乗り越えて変わるのか、
だと思います。
冒頭の体験で、僕も、
こういう人とどう接したらいいか考えました。
指示を出せば
また指示をくれるだろうと考え、
受け身の姿勢になってしまう。
だからと言って、
何も指示を出さずにじっと待つ
のは、業務に支障が出る。
では、どうしたら良いのか?
そこで思ったのが、
「質問して、バランスを考える」
でした。
まず、自分に問います。
例えば、
・どうして、仕事ができるようになりましたか?
・それは、誰かに教わりましたか?
もし、教わったなら、どのように教わりましたか?
・社会人になりたての自分を思い出すと、どんな気持ちで仕事をしていましたか?
などです。
次に、社員の立場に立ち、
どうして指示されないと動けないのかを聞きます。
そして、その両者の考えをもとに
中立な立場で改善方法を考える。
ここまでは、
コーチングや自己啓発系の本に
よく書いてありますので、
すでにご存じな方も多いと思います。
ただ、僕が重要に思うのは、
第三者の客観的視点であり、
どちらよりでもない中庸な視点です。
何事にもバランスが必要で、
過度になったり、
バランスを崩したりすると
本来あるべき姿から離れていきます。
今回の指示されないと動けない人は、
「教育とは、指示すること」
と考える人のもとで育った人
と考えることができ、
考える機会を奪われて、
考える力が失われた可能性があります。
そして、もしかしたら
仕事にとどまらず
日常生活でも考えることをしなくなり、
極端に言えば、
生きる力が奪われたと考えられます。
そう考えると
その教育は、正しいんでしょうか?
と、話題が逸れちゃいましたが^^;
話を戻すと。
時には、指示することも必要だし、
指示しないことも必要です。
中庸であるというのは、
その加減に気づくことであり、
どんな人とでもより良い関係を築ける自分へ
成長するためのポジションなんです。
それには、
どちらの意見も分けるけど、
どちらの味方をしない立場
という感覚を知ることが必要になります。
その感覚が分かれば、
教育の仕方も変わるし、
周りにいる人が成長しやすくなると思います。
よかったら、取り組んでみてください^^
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
執筆者プロフィール
林 孝治(はやし こうじ)
Be Forestチームリーダー
文章設計事務所 所長
コピーライター/作家
北海道旭川市在住 1985年6月12日生まれ
- 林 孝治のプロフィール
小学生のとき、名前を逆から読むとJリーグの有名選手「ジーコ」と同じという理由であだ名が決まる。
家族で唯一、愛猫に遊び相手と認識される。
小・中・高と吹奏楽部やジャズ部に所属し、現在もサックスプレイヤーとして演奏活動を続ける。相棒のYAMAHA アルトサックス (YAS-62)とともにクラシックからロック、スムースジャズなど幅広いジャンルを演奏する。
休日は、愛車のSUBARU/インプレッサで自然豊かな場所へいき、散策、読書、昼寝、物書きを楽しむ。
書くことが好きで文具へのこだわりが強く、万年筆や紙製品(手帳や手紙など)にはうるさい。
東洋哲学の奥深さに興味を持ち、勉強に明け暮れる。小学生の時に入部した吹奏楽部で「楽器を体の一部だと思って大事にすること」「もし、楽器が故障したら修理して使う」と教えられ、「物は大事にして、直しながら長く使うこと」という価値観が当たり前になる。
その感覚は大人になっても変わらず、社会に拡がる「壊れたら買い換えればいい」という物に対する価値観に違和感を感じ、「人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作りたい」と考え、ものづくりに真剣に向き合う職人になろうと家具製造メーカーへ入社。
『ホームページから1円も売れていない』という問題を解決するため広報に配属され、家具の写真と価格を並べただけのカタログみたいなホームページを見て、愕然とする。
「なんで、うちの職人が思いを込めて作ってるのに興味を持たないんだろう…」
人が愛着を持ち、大事にしたいと思うのは、商品の価値だけじゃなく、誰が、どんな想いで作ったかという背景にあると考え、職人の心が伝わるホームページへとリニューアルすると、月平均で150万円を売り上げる。
また、お客様から感謝の手紙やメールがたくさん届くようになり、「こんな素敵な家具を作ってくれる会社に出会えてよかった」「家具のおかげで家族団欒の時間が変わりました」と喜ばれるようになる。
その後、上司から「もっと多くの経験を積んで、世の中の職人の力になれるよう独立したら?」の一言から、人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作る職人の心を代わりに伝えたいと起業。
旭川を拠点に道内の職人の想いが伝わるホームページ制作を行う。
その後、成瀬氏と知り合い、ネクストイノベーション合同会社のメンバーになり、職人気質の経営者が営む企業のコンサルティングやホームページ制作も行う。
2020年9月には、さまざまな中小企業の経営者の力になるため、コンサルティングチームBe Forestを成瀬氏とともに立ち上げる。「自分じゃ伝えられなかったことをホームページで伝えることができた」
「想いが汲まれて、まるで自分のようだ」
「ホームページからの問い合わせが1.5倍に増えた」 と好評。夢は、人の心や暮らしを豊かにできる物を通して、人に希望を与える職人が集まった国を作ること。