皆さん、おはようございます!
北海道旭川市の旭川龍谷高等学校で教員をしています松岡と申します。
サッカー部の顧問をしており、日々子供達と素晴らしい時間を共有しています。
今回、ご縁がありこのブログに投稿する試され事を頂いています(笑)
今の高校生の様子や私自身が感じたちょっとしたことを文章にして、皆さんにお届けしたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
今日のタイトルは「仲間の為に」の話
皆さんにどうしても知って欲しくて、リーグ戦での出来事をブログに書いてみました。
ここに写っている背番号1のGKは、旭川龍谷高校の主将。
ゴールを果敢に守りながらチームをまとめる大黒柱です。
組織なら必ずいる大黒柱が突然居なくなったらどうなりますか?
きっと「どうしようどうしよう」と殆どの人がパニックになると思います。
そんな出来事が、なんと試合中に起こりました。
開始10分過ぎ、相手FWが一本のロングパスで抜け出しGKと1対1に。
オフサイド気味でしたが、そのままプレー続行。
主将のGKは、勇気を持って飛び出しFWを止めようと出した足が相手FWに。
ホイッスルと共にレッドカードが提示され、一発退場に。
大黒柱のGKを失い、FPの選手とサブGKを交代させ10名で戦うことに。
しかもこの直接FKも相手に決められ失点でスタート。
泣きながらグランドを退場する主将を見た選手達。
私は、一瞬嫌な雰囲気になるかと心配しました。
しかし、日頃からメンタルトレーニングを積み重ねている子供達は本当に頼もしかった!
コーチの伊藤先生からも「さぁ、ここがお前たちが試される場面だ」と強い言葉が。
ベンチにいる選手も出ている選手も「絶対逆転しよう、身体を張った主将の為に」
「絶対勝つ!」と。
強い言葉が次々と選手から出ました。
前半は何度も攻められますが、9人のFPとGKが懸命に防ぎます。
0-1で折り返し、ハーフタイムに選手達に向かって一言だけ伝えました。
「男なら必ず勝って帰って来い主将の〇〇の為に」と。
粘りに粘って、相手チームに疲れの出た所で1年生が同点ゴール!
一斉に下を向いた相手チーム。
「さぁここからだ」と笑顔でガッツポーズの旭川龍谷。
私はこの瞬間に逆転を確信しました(^^)
結果は、ラスト15分で3年生が逆転ゴールを決め、見事に逆転勝利で試合を終えました!
試合終了後は、応援に駆けつけてくれた保護者に深々と一礼し、全員で退場になった主将の所へ。「お前の為に勝ったよ!」「お前ら本当に有難う!」
笑顔が溢れ、チームの絆が深まった一瞬でした。
私たちが学んでいるSBTには「他喜力」と言う言葉が有ります。
自分の為ではなく、「誰かの為に」の力は本当に素晴らしい力を発揮します。
https://simpletask.co.jp/inoue/team
↑チームでお世話になっているSBT1級コーチの井上くりこコーチのページです。
試合終了後、サッカーを通じて仲間を想い、仲間の為に全力を尽くした彼らに賞賛の拍手を送りました。本当に素晴らしい時間を共有出来た事に感謝です。
「お前達、本当に良く顔晴った。ありがとう・・・」
皆さんにもきっといつも助けてくれている仲間や部下、上司がいらっしゃると思います。
自分がその人の為にと思い、行動するときっとその先には素晴らしい景色が待っています。
さぁ、今日も誰かの為に一歩を踏み出しましょう!
私は、今日も全力で未来ある子供達と関わって来ます。
今日もワクワクな1日に!
最後まで読んで頂き、有り難うございました。
旭川龍谷高校 教諭 松岡英樹でした!
執筆者プロフィール
松岡 英樹(まつおか ひでき)
京都生まれの京都育ち、27歳で北海道旭川へ。
現在は旭川龍谷高等学校の教員として23年目に。
サッカー部の顧問として子供達と日々成長中です(^^)
「今日もワクワクな 1日に」をモットーに。
子供達の姿を見てください!
旭川龍谷高校サッカー部では、練習風景や試合結果などをFacebookやTwitterでお届けしています。子供達の姿をご覧ください。