from 北海道旭川オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
あなたは、この絵をご存知ですか?
おそらく40代以降の方は
ピンとくるかと思いますが、
1980年代に週刊少年ジャンプで
連載されていたマンガ
「ストップ!!ひばりくん!」
のイラストです。
この日曜日、
友人の誘いで
このマンガの作者
江口 寿史 氏の展示会へ行ってきました。
江口さんといえば、
このマンガや「すすめ!!パイレーツ」などの有名作があり、
漫画家としてのイメージを持つ方もいますが、
イラストレーターとして
CDのジャケットや雑誌の表紙、広告など
幅広く活動されている方なんです。
なんて知ったかで書きましたが、
実は、僕は
この方を存じ上げていなかったんですよね^^;
マンガが連載されていた頃は、
僕がまだ生まれてなかったというのもありますが、
絵の楽しみ方を知らないので、
いままで一度も
絵を観て感動したことがないんです。
なので、この展示会へ誘ってくれた友人に
絵を楽しむコツをレクチャーしてもらいながら、
江口 氏の絵を楽しむことにしました。
いくつか楽しみ方があるようですが、
その中の一つがだいぶしっくりきたのか、
生まれて初めて絵を観て
「面白い!」
と思えたんです。
なんだったら、
一枚目から面白く感じすぎて、
ものすごくワクワクしたんです。
そのおかげで、
美術館で1時間以上も楽しく過ごすことができました。
いやー、いい経験をしました(><)
この方法なら、
どんな展示会でも楽しめる気がします!
これまでは美術館に足が向かなかったですが、
これからは積極的に楽しみ行きたいな、
と思ってます^^
では、僕がどんなアドバイスをもらったのか。
それは、
「身近な人が絵をみて、
どんなことを感じるかを考える」
です。
たとえば、先ほどのこの絵
を観て、身近な人がなんてコメントするかを考えます。
身近な人なら家族でも
職場の人でも、友人でも、
誰でもいいです。
とにかく自分が知ってる
「誰か」をフィルターにして
その絵を観れば、
面白さに出会うことができる
というものでした。
僕は実際に
仕事仲間の人をフィルターにして
絵をみたんですが、
「エロい」
という言葉が浮かびました。
(朝から、不謹慎ですみません ^^;)
それからどの絵をみても
セクシーだの、
チラリズムだの、
いやらしい発想ばかりが出てくるわけです。
そんなんだから
面白くて仕方ないんですよね(笑)
「そんな楽しみ方は邪道だ!」
と思われるかもしれないですが、
友人曰く、それでいいらしいです。
で、それで思ったんですが。
これは、絵に限らず、
音楽を聴くときや小説を読むときなどの
芸術を楽しむのに使えるな、と。
音楽で言えば
「クラシックやジャズを聴いても
難しくてサッパリ分からない」
という方がいます。
たしかに、音楽は
メロディーやさまざまな旋律を楽しんだり、
作曲された背景を知ったりすることで面白さが増します。
でも、それらは
好みの問題や通の人の楽しみ方であって、
一般素人からすると、
とても難しいものです。
けれども、
「あの人だったら、
どんなことを感じるだろう?」
というフィルターは、
誰でも容易にできることだし、
まるでテレビの解説を聞くかのように
フィルターにした人が楽しみ方に気づかせてくれます。
なので、自分のセンスに関係なく、
音楽や芸術を楽しむことができるようなんです。
あなたも騙されたと思って、一度試してみてください^^
そして、どんな体験をしたのか、メールでぜひ聞かせてください。
お待ちしてます^^
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
執筆者プロフィール
林 孝治(はやし こうじ)
Be Forestチームリーダー
文章設計事務所 所長
コピーライター/作家
北海道旭川市在住 1985年6月12日生まれ
- 林 孝治のプロフィール
小学生のとき、名前を逆から読むとJリーグの有名選手「ジーコ」と同じという理由であだ名が決まる。
家族で唯一、愛猫に遊び相手と認識される。
小・中・高と吹奏楽部やジャズ部に所属し、現在もサックスプレイヤーとして演奏活動を続ける。相棒のYAMAHA アルトサックス (YAS-62)とともにクラシックからロック、スムースジャズなど幅広いジャンルを演奏する。
休日は、愛車のSUBARU/インプレッサで自然豊かな場所へいき、散策、読書、昼寝、物書きを楽しむ。
書くことが好きで文具へのこだわりが強く、万年筆や紙製品(手帳や手紙など)にはうるさい。
東洋哲学の奥深さに興味を持ち、勉強に明け暮れる。小学生の時に入部した吹奏楽部で「楽器を体の一部だと思って大事にすること」「もし、楽器が故障したら修理して使う」と教えられ、「物は大事にして、直しながら長く使うこと」という価値観が当たり前になる。
その感覚は大人になっても変わらず、社会に拡がる「壊れたら買い換えればいい」という物に対する価値観に違和感を感じ、「人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作りたい」と考え、ものづくりに真剣に向き合う職人になろうと家具製造メーカーへ入社。
『ホームページから1円も売れていない』という問題を解決するため広報に配属され、家具の写真と価格を並べただけのカタログみたいなホームページを見て、愕然とする。
「なんで、うちの職人が思いを込めて作ってるのに興味を持たないんだろう…」
人が愛着を持ち、大事にしたいと思うのは、商品の価値だけじゃなく、誰が、どんな想いで作ったかという背景にあると考え、職人の心が伝わるホームページへとリニューアルすると、月平均で150万円を売り上げる。
また、お客様から感謝の手紙やメールがたくさん届くようになり、「こんな素敵な家具を作ってくれる会社に出会えてよかった」「家具のおかげで家族団欒の時間が変わりました」と喜ばれるようになる。
その後、上司から「もっと多くの経験を積んで、世の中の職人の力になれるよう独立したら?」の一言から、人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作る職人の心を代わりに伝えたいと起業。
旭川を拠点に道内の職人の想いが伝わるホームページ制作を行う。
その後、成瀬氏と知り合い、ネクストイノベーション合同会社のメンバーになり、職人気質の経営者が営む企業のコンサルティングやホームページ制作も行う。
2020年9月には、さまざまな中小企業の経営者の力になるため、コンサルティングチームBe Forestを成瀬氏とともに立ち上げる。「自分じゃ伝えられなかったことをホームページで伝えることができた」
「想いが汲まれて、まるで自分のようだ」
「ホームページからの問い合わせが1.5倍に増えた」 と好評。夢は、人の心や暮らしを豊かにできる物を通して、人に希望を与える職人が集まった国を作ること。