こんにちは!内海です。
あなたは、
仕事以外の時間はどんなふうに過ごしていますか?
ご家族との時間を過ごされている方、
大好きな趣味をされている方もいらっしゃるかもしれません。
また、資格やスキルアップの勉強をしている方もいらっしゃるでしょう。
ちなみに私は、
映画やドラマを意識的に観るようにしています。
なぜ、「意識的に」観るようにしているのかというと。
理由は2つあって、
1つは単純に面白いから。
もう1つは、メタファー(例え話)を増やすためです。
なぜメタファーを増やしたいのかと言うと、
まず大前提として、
人は一人では生きていけません。
誰かと何かしらのコミュニケーションを取って、
毎日少しずつ前に進んでいます。
そして、その誰かに何かを伝えたい時に、
直接的な表現でわかりやすく伝えるのも大切なのですが、
時にはそれがキツく聞こえてしまうことがあります。
そんな時に、
その人の知っていることをメタファーとして利用し
間接的に伝えることができると、
より豊かなコミュニケーションに繋がると思うからです。
どう豊かになるのか?
具体例を用いて説明しますね(^^)
例えば、
上司と仲が悪くて会社を辞めたいと思っている
20代の女性がいたとします。
彼女は、上司が自分にいじわるをしていると感じています。
「私がどれだけ仕事をこなしても、上司はそれ以外のできていない点を見つけては怒ってくる嫌な人。」
「もう会社に行くのがうんざり。」
「なんでもっとできているところを褒めてくれないの。」
同世代の人と話していると、
同じような悩みをよく聞きます。
このような例は、
ケース・バイ・ケースではありますが、
上司は彼女にいじわるをするために怒っていない可能性があります。
何か他の目的を達成するために彼女を怒っていて、
彼女を怒りたくて怒っているわけではないんです。
その上司にとって大切な目的(ex,もっと売上を上げたい)があり、
それを達成するための手段として彼女に怒っているのかも知れません。
つまり、彼女にとっての正義(もっと褒めて欲しい)と
上司の正義(もっと売上を上げたい)がぶつかっている状況です。
彼女にとって、
上司の意図(もっと売上を上げたい。怒りたくて怒っているわけではない。)
を理解することは一つ重要な気づきになると思います。
ではここで彼女に対して、
どのように上司の意図・目線を理解する重要性を伝えれば良いでしょうか?
もちろん、直接的に
「上司は怒りたくて怒っていないよ。もっと会社の売上を上げたいんだよ。」
と伝えても良いかも知れません。
でも、どうでしょうか?
おそらく一定数の人は、
「まぁ、そうかも知れないけど。そんなの知らない。」
「そんなことわかってるよ。でも、ムカつくんだよ。」
「なんでこっちより向こうの方を大切にしなきゃいけないの。」
と思うのではないでしょうか。
私もどちらかというと、
自分が否定されたような、
自分のことを大事にされていないような気がしてしまい、
さらに落ち込み、苛立ってしまうかも知れません。
では、ここで
彼女が知っていること(知っていそうなこと)を間接的に利用し、
伝えるとどうでしょうか?
20代女性だと、そうですね…
「花より男子」はどうでしょうか^^
私の予想ですが、
恐らく20代女性の多くは学生時代にドラマを観ていたかと思いますし、
たとえ観ていなくても、漫画やニュースで、
ストーリーは知っているという方が多いと思います。
そこで、こんなふうに伝えてみます。
「花より男子観たことある?
あれってさ、牧野つくしと道明寺司は一緒にいたいのに、
道明寺のお母さんがめっちゃ邪魔してくるでしょ?
例えば、ニューヨークへ経営学の勉強に行かせたりさ笑。」
「でもさ、道明寺のお母さんからすると、
道明寺財閥を存続させるためにも、
ニューヨークに行くことは必要なことなんだよね。」
「道明寺のお母さんにとって、
司をニューヨークに行かせることは正義なんだよ。
そのためには、つくしと離れ離れになっても良いと思ってる。」
「つまり、正義と正義のぶつかり合いなんだよ。」
と話してみると、
彼女も自分の状況を、
つくしvsお母さんの状況に置き換えて、
捉え直すことができるかも知れません。
いかがでしょうか?
もちろん、このように伝えても、
「うーん。でもやっぱりムカつく。」
と思う方もいらっしゃると思いますが、
さっきの直接的な伝え方よりも、
少しは今の状況を楽に感じられるようになったり、
上司の気持ちを理解してみようという気持ちになるかも知れません。
あっ!
私は
「上司の言うことが正しいから上司の立場を理解して」
と伝えたいわけではありませんよ!
まず、あなた自身を大切にして欲しいと心から思います。
第一に、相手の状況を理解することはあなたのためです。
相手の状況を理解できると、気持ちが楽になるし、心に余裕が生まれます。
少し話がそれましたが、まとめると、
もしあなたが今伝え方に困っていたら、
相手のためにも、あなた自身のためにも、
相手が知っていること・知っていそうなことを
例え話(メタファー)に利用して伝えてみても良いかも知れません^^
だから私は、
その人に合ったメタファーを使えるように、
映画やドラマを観ています。
映画やドラマに限らず、漫画や小説などなんだって良いです。
それらに触れ、あなたのメタファーが増えると、
きっとあなた自身とあなたの周りの人々の毎日が、
より豊かになるはずです。
良ければ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
執筆者プロフィール
内海 大(うつみ だい)
コーチ
東京都在住 1997年1月16日生まれ
海外旅行と温泉が好きな24歳。
営業マンの父、病院事務の母、歳の離れた姉の4人家族。
父の影響で小学2年生の時にラグビーを始め、14年間ラグビー漬けで過ごす。
筋トレで体だけでなく、メンタルも成長していくことに面白さを感じ、日課になり早9年。
洋楽好きで、英語学習が趣味。
「英語を話せるようになりたい」とニュージーランド留学も経験。
大学時代に塾講師として中高生に英語を教え、高校3年生の女子生徒を担当した際に転機が訪れる。
受験3ヶ月前に模試の厳しい判定結果を受けるも、彼女は志望校を変えず前に進むことを決意し、第一志望校を現役合格する。
彼女とご両親が喜んでいる姿や、彼女の将来が開けたことに嬉しさを感じ、「こんなふうに人と対話しその人に貢献する仕事がしたいな」と漠然と思い描くようになる。
しかし、教育学部を目指し、すでにやりたいことがあった彼女を尊敬する一方で、自身は「やりたいこと」より「お金や世間体」を気にしながら、就職活動を開始。
「面接で取り繕った志望理由を話す自分」
「友達の内定を心から喜べず、焦る自分」
そんな自分の姿を見ないようにして過ごし、志望してるかさえ分からない会社へ就職。
社会人として1年が経った頃、あるYoutubeで「お前は何がしたい」「なぜそれをするんだ」というメッセージに心を動かされる。
「本当に今の会社のままで良いのか、
一度きりの人生を無駄にはしていないか」
という心の声を大事にし、新卒で入社した会社を10ヶ月で退職。
その後、大学時代に感じていた「人と対話し、貢献する仕事がしたい」という気持ちを大切にコーチングの勉強を始める。
正解がないこの世の中で、対話相手の価値観・信念を一緒に大切にしながら、
相手が対話から気づきを得、前に進もうとする姿をそっと後押しできるこの仕事が大好き。
夢は、自分と向き合い、心から満足した人生を送る人を増やすこと。