from 北海道旭川オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
北海道は、今週に入ってから
急に冷え込みました。
昨日の道内の最低気温で
0.2℃になったところもあり、
秋を通り越して冬なんじゃないか、
と思ってしまいます。
道内にお住まいの方は
気温差で体調を崩されないよう
ご自愛ください^^
さて、こうも寒くなると、
温かいものが恋しくなります。
以前もお話しましたが、
ここ最近のマイブームで紅茶を
毎日のように飲んでいます。
暑い日には水出しにして
ちょっぴり甘めのアイスティーにしてましたが、
昨日から、アツアツに沸騰したお湯で
ホットティーを淹れ始めました。
昔の自分からしたら
紅茶にハマるなんて想像もしなかったし、
紅茶=上品な飲み物
というイメージがあったので、
「自分には似合わない!」
なんて思ってたんです。
でも、冷静に考えれば、
飲み物が
自分に似合う、似合わないと考えるなんて、
何ともおかしな発想ですよね(笑)
自分という人間を
「こういう人でありたい」
なんて勝手にイメージして、
ガチガチに決めつけてたんだろうな、
と思います。
紅茶にハマったことをきっかけに
「自分にこんな変わった一面があったんだ!」
と面白いことに気づくことができました。
そして、もう一つ、
「これは面白い気づきかも?!」
と思うことがあったんです。
ここ数年、ウォーターサーバーが普及し、
会社や個人の家で使われるようになりました。
僕の家にもありますが、
ウォーターサーバーがあると
キンキンに冷えた水も出せれば
アツアツのお湯も出せて、
紅茶を飲みたい時に
ヤカンを使わずにすぐに淹れられますよね。
そんな優れものがあるおかげで
待たずに紅茶が飲めるなんて便利だな、
と使いながら思うのですが。
その一方で、
「何かを失くしたような気がする…」
と感じることが何度もあったんです。
でも、それが何なのかがわからなかったので、
わざわざヤカンでお湯を沸かしていたら
ふと感じることがありました。
それは、
待ち時間の恩恵
です。
ウォーターサーバーのおかげで
すぐに紅茶が飲めるようになったように、
僕らは待たずして
欲しいものが手に入りやすくなりました。
常に動いている僕たちにとっては、
待たなくなったことで時間も増えたし、
待つことのストレスを感じなくなったので、
心地よくなったのかもしれません。
けれども、
その「待つ」という時間は、
常に動いている僕らの
「動きを止める」大切な時間だったのかもしれない
と思ったんです。
ビジネスマンや主婦に限らず、多くの人が
起きてる間は何かしらやっています。
そうやって常に動いているせいで
時間がより早く流れているように思うんです。
「今年もあっという間に半分が過ぎましたね」
みたいなことを言ってしまうのも、常に動いているせいであって、
もし、立ち止まったり、足踏みしたり、
その場から動かない時間があれば、
時間の速さをゆっくりに戻すことができるんじゃないか、
と考えたんです。
じゃあ、その「動きが止まる」時間を作り、
時間の速さをゆっくりに戻すことにどんな良いことがあるのか。
それは、
自分の気持ちにホッと一息つける時間が持てること
だと思います。
たった3分でも一息つけると
気持ちに余裕がだいぶ出てきます。
すると、
新しいことを考えられたり、
肩の力が抜けて緊張がほぐれたり、
自分の状況を変えられるんじゃないかな、と考えました。
かといって、
動きが止まる時間が長すぎると余計なことを考えたり、
無駄な動きをしようとしてしまうので、逆効果になるかなと。
そういう意味で言えば、
お湯を沸かすくらいの時間が
ちょうど良い長さなのかな、と思いました。
なので、今日も
ヤカンでお湯を沸かそうと思います(笑)
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
なんだか給湯室で話をするOLの気分を味わえました(笑)
執筆者プロフィール
林 孝治(はやし こうじ)
Be Forestチームリーダー
文章設計事務所 所長
コピーライター/作家
北海道旭川市在住 1985年6月12日生まれ
- 林 孝治のプロフィール
小学生のとき、名前を逆から読むとJリーグの有名選手「ジーコ」と同じという理由であだ名が決まる。
家族で唯一、愛猫に遊び相手と認識される。
小・中・高と吹奏楽部やジャズ部に所属し、現在もサックスプレイヤーとして演奏活動を続ける。相棒のYAMAHA アルトサックス (YAS-62)とともにクラシックからロック、スムースジャズなど幅広いジャンルを演奏する。
休日は、愛車のSUBARU/インプレッサで自然豊かな場所へいき、散策、読書、昼寝、物書きを楽しむ。
書くことが好きで文具へのこだわりが強く、万年筆や紙製品(手帳や手紙など)にはうるさい。
東洋哲学の奥深さに興味を持ち、勉強に明け暮れる。小学生の時に入部した吹奏楽部で「楽器を体の一部だと思って大事にすること」「もし、楽器が故障したら修理して使う」と教えられ、「物は大事にして、直しながら長く使うこと」という価値観が当たり前になる。
その感覚は大人になっても変わらず、社会に拡がる「壊れたら買い換えればいい」という物に対する価値観に違和感を感じ、「人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作りたい」と考え、ものづくりに真剣に向き合う職人になろうと家具製造メーカーへ入社。
『ホームページから1円も売れていない』という問題を解決するため広報に配属され、家具の写真と価格を並べただけのカタログみたいなホームページを見て、愕然とする。
「なんで、うちの職人が思いを込めて作ってるのに興味を持たないんだろう…」
人が愛着を持ち、大事にしたいと思うのは、商品の価値だけじゃなく、誰が、どんな想いで作ったかという背景にあると考え、職人の心が伝わるホームページへとリニューアルすると、月平均で150万円を売り上げる。
また、お客様から感謝の手紙やメールがたくさん届くようになり、「こんな素敵な家具を作ってくれる会社に出会えてよかった」「家具のおかげで家族団欒の時間が変わりました」と喜ばれるようになる。
その後、上司から「もっと多くの経験を積んで、世の中の職人の力になれるよう独立したら?」の一言から、人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作る職人の心を代わりに伝えたいと起業。
旭川を拠点に道内の職人の想いが伝わるホームページ制作を行う。
その後、成瀬氏と知り合い、ネクストイノベーション合同会社のメンバーになり、職人気質の経営者が営む企業のコンサルティングやホームページ制作も行う。
2020年9月には、さまざまな中小企業の経営者の力になるため、コンサルティングチームBe Forestを成瀬氏とともに立ち上げる。「自分じゃ伝えられなかったことをホームページで伝えることができた」
「想いが汲まれて、まるで自分のようだ」
「ホームページからの問い合わせが1.5倍に増えた」 と好評。夢は、人の心や暮らしを豊かにできる物を通して、人に希望を与える職人が集まった国を作ること。