from 北海道旭川オフィス
こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
「おしゃれは足元から」
という言葉があります。
正確な意味や由来が諸説ありますが、
平たく言えば、
靴を見れば、その人の生活レベルや几帳面さを判断できる
ということらしいです。
でも、僕らが人をパッとみた時に
最初に目が行くのは、
顔や髪型、上半身など目線にある物です。
なので、目に写りやすいものは
意識しているけど、
見られにくい足元には
気を使っていない人もいます。
だからなのか、
足元まできちんとしている人を見かけると
「心配りができる人なんだろうな」
と考えることがあります。
なんて偉そうに話してますが。
もともとオシャレに鈍かった僕も
「靴は、履き潰れるまで履くもの」
なんて考えていて、ボロボロになっても履いていました。
当時の自分を客観的に見たら
どんだけズボラだったんだろう、
なんて恥ずかしくなります^^;
そうやって意識するようになったのも
ここ数年のことなんですが。
先程の
「おしゃれは足元から」
の他に、
靴にまつわることわざのようなものを知ったから
意識するようになったんですよね。
例えば、
ヨーロッパでは
「靴はその人の人格を表す」
「いい靴を履くと、その靴が素敵な場所に導いてくれる」
というものがあります。
ファッションにこだわりのある
ヨーロッパらしいことわざですが、
実際にちょっとお高めの靴を履いて出かけると
気持ちがしゃんとする感じがして、
自分の理想へ近づけてくれるような気持ちになりました。
その理想へ向けて歩いていく靴は、ある意味、
人生を共にする相棒なんだろうな、と思います。
だから、人生を最後まで共にできるいい靴が欲しい
とこだわり始めたんです。
そして、今では、
特に革靴にこだわって、
ネットで調べたり、
お店に見にいったり、
月に1〜2回は磨いたり
と楽しむ趣味になりました(笑)
で、最近思うのですが。
靴も、丁寧に扱うと、
だんだん愛着が湧いてくるんだな、
と実感しています。
履いた分だけシワや傷がつくし、
磨いた分だけ色に艶や深みが増してくるし、
まさに「育てる」ような感覚を覚えるんです。
どれだけ手間ひまをかけたかで
本当に表情が変わるんですよね。
それがまるで
人が歳を重ねてできた渋さのように感じられて、
物が物以上の存在になっていると感じます。
ちょっと臭い表現ですが、
「自分の生きてきた人生を証明するもの」
のように思えて、より大切にしたいと感じるようになりました。
これから5年、10年と時間を重ねた時に、
どんなふうに変わっていくのか楽しみです^^
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
よかったら、あなたが履いている靴を眺めてみてください。
もしかしたら、何か感じるものがあるかもしれませんよ^^
執筆者プロフィール
林 孝治(はやし こうじ)
Be Forestチームリーダー
文章設計事務所 所長
コピーライター/作家
北海道旭川市在住 1985年6月12日生まれ
- 林 孝治のプロフィール
小学生のとき、名前を逆から読むとJリーグの有名選手「ジーコ」と同じという理由であだ名が決まる。
家族で唯一、愛猫に遊び相手と認識される。
小・中・高と吹奏楽部やジャズ部に所属し、現在もサックスプレイヤーとして演奏活動を続ける。相棒のYAMAHA アルトサックス (YAS-62)とともにクラシックからロック、スムースジャズなど幅広いジャンルを演奏する。
休日は、愛車のSUBARU/インプレッサで自然豊かな場所へいき、散策、読書、昼寝、物書きを楽しむ。
書くことが好きで文具へのこだわりが強く、万年筆や紙製品(手帳や手紙など)にはうるさい。
東洋哲学の奥深さに興味を持ち、勉強に明け暮れる。小学生の時に入部した吹奏楽部で「楽器を体の一部だと思って大事にすること」「もし、楽器が故障したら修理して使う」と教えられ、「物は大事にして、直しながら長く使うこと」という価値観が当たり前になる。
その感覚は大人になっても変わらず、社会に拡がる「壊れたら買い換えればいい」という物に対する価値観に違和感を感じ、「人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作りたい」と考え、ものづくりに真剣に向き合う職人になろうと家具製造メーカーへ入社。
『ホームページから1円も売れていない』という問題を解決するため広報に配属され、家具の写真と価格を並べただけのカタログみたいなホームページを見て、愕然とする。
「なんで、うちの職人が思いを込めて作ってるのに興味を持たないんだろう…」
人が愛着を持ち、大事にしたいと思うのは、商品の価値だけじゃなく、誰が、どんな想いで作ったかという背景にあると考え、職人の心が伝わるホームページへとリニューアルすると、月平均で150万円を売り上げる。
また、お客様から感謝の手紙やメールがたくさん届くようになり、「こんな素敵な家具を作ってくれる会社に出会えてよかった」「家具のおかげで家族団欒の時間が変わりました」と喜ばれるようになる。
その後、上司から「もっと多くの経験を積んで、世の中の職人の力になれるよう独立したら?」の一言から、人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作る職人の心を代わりに伝えたいと起業。
旭川を拠点に道内の職人の想いが伝わるホームページ制作を行う。
その後、成瀬氏と知り合い、ネクストイノベーション合同会社のメンバーになり、職人気質の経営者が営む企業のコンサルティングやホームページ制作も行う。
2020年9月には、さまざまな中小企業の経営者の力になるため、コンサルティングチームBe Forestを成瀬氏とともに立ち上げる。「自分じゃ伝えられなかったことをホームページで伝えることができた」
「想いが汲まれて、まるで自分のようだ」
「ホームページからの問い合わせが1.5倍に増えた」 と好評。夢は、人の心や暮らしを豊かにできる物を通して、人に希望を与える職人が集まった国を作ること。