from 北海道旭川オフィス

こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。

 

「本気で人を採用しようとしたら
 こんなにも大変なんですね」

 

先日、採用活動のお手伝いをしている
企業の経営者さんから、こんな一言を聞きました。

 

その方は、
土木関係の会社をご家族で経営されているのですが、

採用のことで悩んでいるということで
ホームページ制作から
採用活動の方法のご相談までご協力させていただいています。

 

採用活動といえば、

一昔前は

ハローワークや求人誌に出したり、
学校に求人を出して募集したりすれば、
応募があって、その中から採用する人を決めていたと思います。

 

けれども、今は

職業や働き方が多様化して広がったこともあれば、
SNSやインターネットで仕事や企業を調べることができるので、
これまでのやり方だけでは人が集まりにくい状況になりました。

 

それに、業種によっては、
業界のイメージも影響して、
なかなか人が集まらないと悩んでいる企業もあります。

 

そんな背景もあって、
この企業さんは、だいぶ苦労されていました。

 

それが今年は、スムーズに採用が決まり、
来年の春から高卒の人が入社することになりました!

 

いやー、ご報告を聞いたときには、
僕も嬉しかったですねー^^

 

もっと気持ちを共有させていただきたいと思い、
どんな人が就職希望をされたのかをお聞きしたんです。

 

そしたら、

内気な性格だけれども、
努力することが好きなようで、

インターンで仕事を見てもらったら
「ここで働きたい」
と思ってもらえたそうなんです。

 

やはり現場を見てもらうのがいいみたいですね。

 

さらにお話しをお聞きすると、
こんな面白いことを話してくださいました。

 

「ホームページでわかるのは、
 あくまでも経営者の視点なんですよね。
 
 自分がこの会社に入って、将来、
 どんな大人になるのかは、
 実際に体験してみないとわかりません。
 
 それをインターンで現場の人と接して、
 自分がどんな将来を歩むのかが見えたから
 希望したみたいんなんです」

 

それを聞いて、すごく共感しました。

 

ホームページやチラシなどは、
あくまでも知ってもらい、
興味を持ってもらうことが目的です。

でも、それだけでは
「この会社に入りたい」
と決めきれないこともあります。

 

それを後押しするのが、
インターンのような現場を知る体験です。

 

けれども、

いくら現場を知れるからといって
どんどんインターンを行えばいい、
ということでもないと思います。

 

この経営者さんは、
長きにわたり、人材教育を進めてきました。

 

最初は、自分から変わることを始め、
次に、身近な人たちとの接し方を改め、

今では、社内のチームリーダーのような人たちを
人材教育の研修に参加させています。

 

それにより、

お互いを尊重するような
コミュニケーションを取り合うようになり、
人間関係や社内の雰囲気が良くなったそうです。

 

そういう言葉では表しきれない感覚を
インターンできた人が感じて決めたんだと思います。

 

入社する人やこの会社が
これからどんな素敵な会社になっていくのか、
とても楽しみです^^

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

執筆者プロフィール

林 孝治(はやし こうじ)

Be Forestチームリーダー
文章設計事務所 所長
コピーライター/作家
北海道旭川市在住 1985年6月12日生まれ

林 孝治のプロフィール

小学生のとき、名前を逆から読むとJリーグの有名選手「ジーコ」と同じという理由であだ名が決まる。

家族で唯一、愛猫に遊び相手と認識される。

小・中・高と吹奏楽部やジャズ部に所属し、現在もサックスプレイヤーとして演奏活動を続ける。相棒のYAMAHA アルトサックス (YAS-62)とともにクラシックからロック、スムースジャズなど幅広いジャンルを演奏する。

休日は、愛車のSUBARU/インプレッサで自然豊かな場所へいき、散策、読書、昼寝、物書きを楽しむ。

書くことが好きで文具へのこだわりが強く、万年筆や紙製品(手帳や手紙など)にはうるさい。
東洋哲学の奥深さに興味を持ち、勉強に明け暮れる。

小学生の時に入部した吹奏楽部で「楽器を体の一部だと思って大事にすること」「もし、楽器が故障したら修理して使う」と教えられ、「物は大事にして、直しながら長く使うこと」という価値観が当たり前になる。

その感覚は大人になっても変わらず、社会に拡がる「壊れたら買い換えればいい」という物に対する価値観に違和感を感じ、「人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作りたい」と考え、ものづくりに真剣に向き合う職人になろうと家具製造メーカーへ入社。

『ホームページから1円も売れていない』という問題を解決するため広報に配属され、家具の写真と価格を並べただけのカタログみたいなホームページを見て、愕然とする。

「なんで、うちの職人が思いを込めて作ってるのに興味を持たないんだろう…」

人が愛着を持ち、大事にしたいと思うのは、商品の価値だけじゃなく、誰が、どんな想いで作ったかという背景にあると考え、職人の心が伝わるホームページへとリニューアルすると、月平均で150万円を売り上げる。

また、お客様から感謝の手紙やメールがたくさん届くようになり、「こんな素敵な家具を作ってくれる会社に出会えてよかった」「家具のおかげで家族団欒の時間が変わりました」と喜ばれるようになる。

その後、上司から「もっと多くの経験を積んで、世の中の職人の力になれるよう独立したら?」の一言から、人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作る職人の心を代わりに伝えたいと起業。

旭川を拠点に道内の職人の想いが伝わるホームページ制作を行う。

その後、成瀬氏と知り合い、ネクストイノベーション合同会社のメンバーになり、職人気質の経営者が営む企業のコンサルティングやホームページ制作も行う。
2020年9月には、さまざまな中小企業の経営者の力になるため、コンサルティングチームBe Forestを成瀬氏とともに立ち上げる。

「自分じゃ伝えられなかったことをホームページで伝えることができた」
「想いが汲まれて、まるで自分のようだ」
「ホームページからの問い合わせが1.5倍に増えた」 と好評。

夢は、人の心や暮らしを豊かにできる物を通して、人に希望を与える職人が集まった国を作ること。

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