from 北海道旭川オフィス

こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。
 
 
先日、Facebookを開いたら、
ある大学教授の投稿が目に入りました。
 
その投稿には
「努力」について書かれていたんですが、
グサッと胸に刺さるものだったんです。
 
 
内容を要約すると、

===
「努力」という言葉は、
極めて精神的な言葉であり、
自己幻想に陥りやすい言葉である。
 
仕事で壁に突き当たっている人に
「あなたは、努力をしていますか?」
と聞けば、
 
「ええ、自分なりに、精一杯の努力はしています」
と、多くの人が答えるから。
===

というものでした。
 
 
さらに、こんな一文もあったんです。

===
誰でも、精神的には、努力している。
しかし、具体的には、成果が出ない。
===
 
あなたは、どう感じましたか?
 
僕は、これを読んだときに
自分がいかに「努力」という言葉を
都合よく使っていたんだろう、

と思いました。
 
 
具体的に話すと
さらにグサグサ刺さるのを
承知でお話しますが(笑)
 
自分がこの言葉を使う場面を想像したとき、
この教授と同じことを考えました。
 
その時に感じたのが

どことなく後ろめたい自分がいる、
ということです。
 
教授が言うように
成果が出ていないからかもしれないし、
努力の仕方が違うように感じているかもしれないし、
 
何かしらの理由があるけど、
それを認めきれず、逃れるために
キレイな言葉で返答したように思いました。
 
でも、一方で、

「じゃあ、努力じゃなくて
 どんな言葉を使えばいいの?」
なんて思ったんです。
 
 
教授は、こんなふうに続けていました。
 
===
一流のプロフェッショナルは、
精神的な「努力」という言葉をあまり使わない。
 
使うのは、具体的な「工夫」だ。
 
それが、プロフェッショナルの世界において
「努力」を意味する言葉なのでしょう。
===

と。
 
これを聞いて、
僕は、すごくしっくりきました。
 
努力は、自分の意志が伝わるけれども、
実際にどのように努力したらいいのか
イメージできていないように思ったんです。
 
一方で、
 
工夫は、
具体的にどのように行動したらいいのか
を考えようとする意志なので、
 
そもそも人から指摘される前に
行動しているように思いました。
 
それに、もし、
自分が指摘した相手に
「努力します」ではなく
「工夫します」と言われたら、
 
その人の意思を強く感じて
信頼できると思いました。
 
 
言葉一つでこれだけ印象が変わるわけですから、
どんな使う言葉を使うのかを普段から意識したいですね^^
 
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
 

執筆者プロフィール

林 孝治(はやし こうじ)

Be Forestチームリーダー
文章設計事務所 所長
コピーライター/作家
北海道旭川市在住 1985年6月12日生まれ

林 孝治のプロフィール

小学生のとき、名前を逆から読むとJリーグの有名選手「ジーコ」と同じという理由であだ名が決まる。

家族で唯一、愛猫に遊び相手と認識される。

小・中・高と吹奏楽部やジャズ部に所属し、現在もサックスプレイヤーとして演奏活動を続ける。相棒のYAMAHA アルトサックス (YAS-62)とともにクラシックからロック、スムースジャズなど幅広いジャンルを演奏する。

休日は、愛車のSUBARU/インプレッサで自然豊かな場所へいき、散策、読書、昼寝、物書きを楽しむ。

書くことが好きで文具へのこだわりが強く、万年筆や紙製品(手帳や手紙など)にはうるさい。
東洋哲学の奥深さに興味を持ち、勉強に明け暮れる。

小学生の時に入部した吹奏楽部で「楽器を体の一部だと思って大事にすること」「もし、楽器が故障したら修理して使う」と教えられ、「物は大事にして、直しながら長く使うこと」という価値観が当たり前になる。

その感覚は大人になっても変わらず、社会に拡がる「壊れたら買い換えればいい」という物に対する価値観に違和感を感じ、「人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作りたい」と考え、ものづくりに真剣に向き合う職人になろうと家具製造メーカーへ入社。

『ホームページから1円も売れていない』という問題を解決するため広報に配属され、家具の写真と価格を並べただけのカタログみたいなホームページを見て、愕然とする。

「なんで、うちの職人が思いを込めて作ってるのに興味を持たないんだろう…」

人が愛着を持ち、大事にしたいと思うのは、商品の価値だけじゃなく、誰が、どんな想いで作ったかという背景にあると考え、職人の心が伝わるホームページへとリニューアルすると、月平均で150万円を売り上げる。

また、お客様から感謝の手紙やメールがたくさん届くようになり、「こんな素敵な家具を作ってくれる会社に出会えてよかった」「家具のおかげで家族団欒の時間が変わりました」と喜ばれるようになる。

その後、上司から「もっと多くの経験を積んで、世の中の職人の力になれるよう独立したら?」の一言から、人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作る職人の心を代わりに伝えたいと起業。

旭川を拠点に道内の職人の想いが伝わるホームページ制作を行う。

その後、成瀬氏と知り合い、ネクストイノベーション合同会社のメンバーになり、職人気質の経営者が営む企業のコンサルティングやホームページ制作も行う。
2020年9月には、さまざまな中小企業の経営者の力になるため、コンサルティングチームBe Forestを成瀬氏とともに立ち上げる。

「自分じゃ伝えられなかったことをホームページで伝えることができた」
「想いが汲まれて、まるで自分のようだ」
「ホームページからの問い合わせが1.5倍に増えた」 と好評。

夢は、人の心や暮らしを豊かにできる物を通して、人に希望を与える職人が集まった国を作ること。

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