from 北海道旭川オフィス

こんにちは!
コピーライターの林 孝治(はやし こうじ)です。

 

職業柄、いろんな相談を受けることがあります。

仕事、人間関係、人生観など
さまざまなテーマでお話しを聞かせていただきますが、

そのご相談の中で
困った質問をされたことがありました。

 

例えば、

「人生を変えるために、転職しようと考えてます。
 けれども、どんな仕事をしたらいいのかわからないので、
 興味が湧く仕事が見つかるまで、今の仕事を続けていいですか?」

のようなものです。

 

まず、この質問を読んで、
あなたはどのように感じましたか?

そして、どのようなことを伝えますか?

 

人によって感じること、伝えることは
違うと思いますが、

冷たい言い方ですが、僕は
「知らんがな」
と思ってしまいました。

 

というのも、

続けるも、変えるも、その人の人生であって、
僕が決めることではないし、

僕がその人の人生を引き受けることはできません。

僕が「こうしなさい」と言ったら、それに従いますか?
と思ってしまいます。

 

とはいえ、そんな切り捨てるようなことは言わないので、

いろんな質問から、
その人がどんなことを知りたいのかを聞き出すようにしています。

 

じゃあ、どんな質問をしていくのか、を話し始めると
とても時間がかかってしまうので、
それはまた別の機会にしますが。

 

このブログでお伝えしたいのは、

上手な相談の仕方ができれば、より良い答えを見つけることができる、
ということなんです。

 

先程の相談例をもう一度、読んでみてください。

「人生を変えるために、転職しようと考えてます。
 けれども、どんな仕事をしたらいいのかわからないので、
 興味が湧く仕事が見つかるまで、今の仕事を続けていいですか?」

この相談は、続けていいか・いけないかを
相手に「はい・いいえ」のどちらかで
答えてもらう質問の仕方をしています。

僕たちは、この聞き方をついやってしまいますが、
これだと相談された側は回答に困りますし、
先程の僕が感じたことを思う人もいるでしょう。

 

でも、大体の場合、
この質問の奥に、本当に相談したいことが隠れています。

 

この相談者も、本当に知りたかったことは、

「どうしたら、興味が湧く仕事を見つけられるか」
を知りたかったそうです。

 

そうすると、

そもそも知りたかったことと、質問の意図が違うことに気づきますよね。

 

なので、本当に知りたかったことを相談するなら

「人生を変えるために、転職しようと考えてます。
 けれども、どんな仕事をしたらいいのかわからないので、
 興味が湧く仕事を見つけるためにヒントをいただけますか?」

になります。

 

この相談なら、相談を受ける人も気持ちよく受け入れられるし、
いろんなことを聞いたり、考えたりできますよね。

相談の仕方によって答えも変わるし、
人の印象も大きく違ってきます。

 

ですので、

相談したり、質問したりするときは
聞き方をぜひ工夫してみてください。

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

執筆者プロフィール

林 孝治(はやし こうじ)

Be Forestチームリーダー
文章設計事務所 所長
コピーライター/作家
北海道旭川市在住 1985年6月12日生まれ

林 孝治のプロフィール

小学生のとき、名前を逆から読むとJリーグの有名選手「ジーコ」と同じという理由であだ名が決まる。

家族で唯一、愛猫に遊び相手と認識される。

小・中・高と吹奏楽部やジャズ部に所属し、現在もサックスプレイヤーとして演奏活動を続ける。相棒のYAMAHA アルトサックス (YAS-62)とともにクラシックからロック、スムースジャズなど幅広いジャンルを演奏する。

休日は、愛車のSUBARU/インプレッサで自然豊かな場所へいき、散策、読書、昼寝、物書きを楽しむ。

書くことが好きで文具へのこだわりが強く、万年筆や紙製品(手帳や手紙など)にはうるさい。
東洋哲学の奥深さに興味を持ち、勉強に明け暮れる。

小学生の時に入部した吹奏楽部で「楽器を体の一部だと思って大事にすること」「もし、楽器が故障したら修理して使う」と教えられ、「物は大事にして、直しながら長く使うこと」という価値観が当たり前になる。

その感覚は大人になっても変わらず、社会に拡がる「壊れたら買い換えればいい」という物に対する価値観に違和感を感じ、「人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作りたい」と考え、ものづくりに真剣に向き合う職人になろうと家具製造メーカーへ入社。

『ホームページから1円も売れていない』という問題を解決するため広報に配属され、家具の写真と価格を並べただけのカタログみたいなホームページを見て、愕然とする。

「なんで、うちの職人が思いを込めて作ってるのに興味を持たないんだろう…」

人が愛着を持ち、大事にしたいと思うのは、商品の価値だけじゃなく、誰が、どんな想いで作ったかという背景にあると考え、職人の心が伝わるホームページへとリニューアルすると、月平均で150万円を売り上げる。

また、お客様から感謝の手紙やメールがたくさん届くようになり、「こんな素敵な家具を作ってくれる会社に出会えてよかった」「家具のおかげで家族団欒の時間が変わりました」と喜ばれるようになる。

その後、上司から「もっと多くの経験を積んで、世の中の職人の力になれるよう独立したら?」の一言から、人が愛着を持ち、大事にしたくなる物を作る職人の心を代わりに伝えたいと起業。

旭川を拠点に道内の職人の想いが伝わるホームページ制作を行う。

その後、成瀬氏と知り合い、ネクストイノベーション合同会社のメンバーになり、職人気質の経営者が営む企業のコンサルティングやホームページ制作も行う。
2020年9月には、さまざまな中小企業の経営者の力になるため、コンサルティングチームBe Forestを成瀬氏とともに立ち上げる。

「自分じゃ伝えられなかったことをホームページで伝えることができた」
「想いが汲まれて、まるで自分のようだ」
「ホームページからの問い合わせが1.5倍に増えた」 と好評。

夢は、人の心や暮らしを豊かにできる物を通して、人に希望を与える職人が集まった国を作ること。

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