皆さん、おはようございます!

北海道旭川市の旭川龍谷高等学校で教員をしています松岡と申します。

サッカー部の顧問をしており、日々子供達と素晴らしい時間を共有しています。
今回、ご縁がありこのブログに投稿する試され事を頂きました(笑)

 

今の高校生の様子や私自身が感じたちょっとしたことを文章にして、皆さんにお届けしたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

今日のタイトルは「見えない力を育む」のお話を。

 

おはようございます!

21日から始まった選手権大会旭川予選は、1回戦敗退。
試合終了のホイッスルがなるまで、シード校に本当にチャレンジし続けました。

 

最後まで残った4名の3年生は、この大会で引退。

サッカー場を去る時、ベンチ入りしたメンバー全員が自主的にサッカーコートに一礼してグランドを後にしました。(マネージャーが泣きながら撮ってました)
3年生はもう龍谷のユニホームを着て戦うことはありません。
このサッカー場で成長させて貰えた事への感謝の一礼でした。

彼らがこの3年間を振り返った時、何が浮かんで来るのか私は楽しみです。

 

さぁ、本題へ!
今日(29日)のYahoo!ニュースにはこんな記事が。

グランドに一礼の記事

高校野球でも最近よく見るシーンです。
自分が守るポジションでグランドに一礼する選手。

学校生活を通じて
「感動する」「感謝する」「徳を積む」「仲間を信じる」「思いやる」経験から

「絆・共感力・人間力・観察力・洞察力」を身に付けてくれます。

 

どれも目に見えない力ばかりです。

 

オンライン授業・オンラインスクールでは、身に付かない力だと私は思います。
対面で人と人とが接さないと、この力を育む事は出来ないと思っています。

 

緊急事態宣言下に北海道も27日から入りました。
5月の緊急事態宣言の時は、子供達が居るからこそ教員でいられるんだと私は教えて貰えました。(ブログの1回目ですね!)

だからこそ、日本人が持っているこの素晴らしい感性を、
僕たち教育する立場の人間は、子供達から失くしてはいけないと思います。

 

大人の皆さんも同じですよね。

 

職場があるから働ける。(グランドがあるから試合や練習が出来る。)
同僚が居るから切磋琢磨できる(仲間が居るから上達できる)
お客様が居るから、物が売れる(対戦相手が居るから試合ができる)

社員がいるから経営できる。(選手が居るから監督が出来る)
経営者がいるからお給料を貰って働ける(監督が居るから選手が出来る)

 

どれも当たり前じゃない事ですよね。

 

学生の時に学んだ「見えない力」
今も生きてますよね!

 

・・・忘れていませんか。

 

今、学校教育でやるべき事は、この「見えない力」をしっかり育む事だと私は思っています。当然、学力・知識を身に付けることも大切です。

 

でも、これだけオンライン化が進む中で失ってはいけない力だ思います。

 

部活動で、私自身の指導軸として勝ち負けも大切ですが、人間力を育む事に重点を置いています。

選手権大会で敗戦した直後、2年生の生徒がこう言いました。

「向こうの学校は、俺達に勝つ為に何をすべきかを徹底してこの1ヶ月練習してたな」
「俺らってそんなチームになったんだ!シード校が意識するチームに成長してる!凄い!」って。

負けて悔しいどころか、凄いって言って喜んでました。
この感性を大切にしたいですよね。

 

一方、4名の3年生は「2年生のお陰でこんな幸せな1年間を過ごせた事に感謝している」
と言ってました。感謝の心が育っています。

 

実は甲子園の決勝戦では、優勝した智弁和歌山高校がマウンドに集まって「No.1ポーズ」を意図的にしませんでした。

子供達が前日に、優勝した時はやらないと自主的に考えて出した結果だそうです。
なぜやらなかったのかは、ネットニュースでも掲載されています。

ここにも他を思いやる力が育まれている証拠だと思います。

 

今の若者も捨てたもんじゃありませんよ!

日本の未来を支える子供達に、今日も全力で関わります!

 

皆さんも自分の傍にいる方に全力尽くしましょう!

今日もワクワクな 1日に!

 

最後まで読んで頂き、有り難うございました。
旭川龍谷高校 教諭 松岡英樹でした!

 

執筆者プロフィール

松岡 英樹(まつおか ひでき)

京都生まれの京都育ち、27歳で北海道旭川へ。
現在は旭川龍谷高等学校の教員として23年目に。
サッカー部の顧問として子供達と日々成長中です(^^)
「今日もワクワクな 1日に」をモットーに。

子供達の姿を見てください!

旭川龍谷高校サッカー部では、練習風景や試合結果などをFacebookやTwitterでお届けしています。子供達の姿をご覧ください。