突然ですが、

もし時間の流れが、
過去→今→未来ではなく、
未来→今→過去だったら、

あなたはどう思いますか?

 

きっとあなたは、
これまでのさまざまな体験から

過去が未来を作る。
今の積み重ねが未来を変える。

と習ってきたと思います。

 

私も学生の頃は

全国大会出場に向け練習に励み、
1週間後のテストのために勉強をし、
クリスマスを幸せに過ごすために
彼女を作ろうと頑張りました。
(走って逃げられたことは内緒です(白目))

でも、どうやらそれは
少し違うかも知れません。

 

例えば、
朝起きて、鏡を見てみると、
顔がパンパンにむくんだ自分がいたとします。

「なんでこんなにパンパンなんだ?」
と考えてみると、

昨日、就寝前に、
ご飯を食べまくってヤケ酒した
自分を思い出します。

だから今日は
顔がパンパンなんだと理解します。

 

確かに、
食べ過ぎ飲み過ぎれば
顔はパンパンになるでしょう。

でも、この体験を通して、

「大事な人に会う時にパンパンは嫌だな。」
「前日の夜は炭水化物や塩分を控えめにしよう。」

と考えたりします。

そして、実際にその日が訪れた時に、
私たちは明日のために
炭水化物や塩分を控えます。

そして、
パンパンな顔ではなく(何回言うねん)
スッキリした顔で会うことができます。

 

こう考えると、

顔がパンパンだった日や、
その前日の食べ過ぎ飲み過ぎた体験は
全部必要な体験だったわけです。

このスッキリした顔で
その日を過ごすという未来のために、
その体験を過ごしたと考えることができます。

つまり、その未来を実現するために、
今や過去の体験を重ねていて、
時間は未来から流れていると言えます。

 

でも、頭では理解できても、
なかなか腑に落ちず、
感覚では理解できないかも知れません。

 

「言いたいことはわかるけど、う〜ん(笑)」
みたいな。

 

でも、実は私たちは普段から
時間が未来から流れていることを
知っているような言葉を使っています。

 

今すぐそれを体感できるので
1つだけ質問させてください。

この文章を読んでくださっているあなたは
座っているか、
もしくは立っていると思います。

そんなあなたに質問です。

あなたの前後に、
あなたの過去があるとしたら、

それはあなたの前にありますか?
それとも後ろにありますか?

 

また、
あなたの未来はどこにありますか?

前ですか?後ろですか?

では軽く1秒程度
想像してみてください。

・・・

 

・・・

 

・・・

いかがだったでしょうか?

きっと多くの人は、
自分の前に未来があり、
過去は後ろにあったと思います。

 

でもふと考えてみると。

私たちは普段、

昨日のことを「前」日と呼んだり、
それよりもっと過去のことを
「先」日と表現します。

そして、
明日のことを1日「後」と呼んだり
将来のことを数年「後」と表現します。

 

イメージでは、
未来のことを前に置き、過去のことを後ろに
置いているにも関わらず、

言葉ではあたかも
真逆のことを日常で使っています。

不思議じゃないですか?

 

これ以上
この事について書くことは控えますが、
調べると色々と面白いことが見つかります。

もちろん、
私がしたいことは
知識の紹介ではありません。

私はこの考え方・発想を
私の人生に活かしたいと思います。

そして、あなたが今
何かに取り組んでいるなら、
ぜひ参考にしてほしいです。

「そういう発想もあるんだな」と、
”今”を捉えて見てほしいです。

 

何をやってもうまく行かず、

「思い描いていた今の自分はもっと輝いていた。」
「こんなはずじゃなかった。」
と何度も思い、

「もっと頑張ろう」
「継続することが大事だ」
と言い聞かせ、

自分と闘っているかも知れません。

 

哲学者セイレンキルケゴールは、

「人生は後ろ向きにしか理解できないが、
前を向いてしか生きられない。」

と言いました。

 

あなたがこれまで体験してきたこと、
そして今体験していることは、
全て必要な体験です。

今は到底
理解できないかも知れませんが、
そう言い切れます。

必ず、間違いなく、
全て必要だったと言える日が来ます。

今は上手く行っていると感じることができず、
辛く苦しい日々を過ごしているあなたも、
大丈夫です。

あなたが描く、輝いていて、カラフルで、
たくさんの歓声や感謝の声が聞こえ、
身体中で温かさや幸せだと感じる未来のために、

今あなたは必要な体験をしています。

 

最後に、
来年の12月16日のこの時を過ごしているあなたは、
今のあなたにどんな言葉をかけていますか?

その未来から今に向かって時間は流れています。

その言葉を大切にして生きていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

執筆者プロフィール

内海 大(うつみ だい)

コーチ
東京都在住 1997年1月16日生まれ

海外旅行と温泉が好きな24歳。

営業マンの父、病院事務の母、歳の離れた姉の4人家族。

父の影響で小学2年生の時にラグビーを始め、14年間ラグビー漬けで過ごす。

筋トレで体だけでなく、メンタルも成長していくことに面白さを感じ、日課になり早9年。

洋楽好きで、英語学習が趣味。
「英語を話せるようになりたい」とニュージーランド留学も経験。

大学時代に塾講師として中高生に英語を教え、高校3年生の女子生徒を担当した際に転機が訪れる。

受験3ヶ月前に模試の厳しい判定結果を受けるも、彼女は志望校を変えず前に進むことを決意し、第一志望校を現役合格する。

彼女とご両親が喜んでいる姿や、彼女の将来が開けたことに嬉しさを感じ、「こんなふうに人と対話しその人に貢献する仕事がしたいな」と漠然と思い描くようになる。

しかし、教育学部を目指し、すでにやりたいことがあった彼女を尊敬する一方で、自身は「やりたいこと」より「お金や世間体」を気にしながら、就職活動を開始。

「面接で取り繕った志望理由を話す自分」
「友達の内定を心から喜べず、焦る自分」

そんな自分の姿を見ないようにして過ごし、志望してるかさえ分からない会社へ就職。

社会人として1年が経った頃、あるYoutubeで「お前は何がしたい」「なぜそれをするんだ」というメッセージに心を動かされる。

「本当に今の会社のままで良いのか、
 一度きりの人生を無駄にはしていないか」

という心の声を大事にし、新卒で入社した会社を10ヶ月で退職。

その後、大学時代に感じていた「人と対話し、貢献する仕事がしたい」という気持ちを大切にコーチングの勉強を始める。

正解がないこの世の中で、対話相手の価値観・信念を一緒に大切にしながら、
相手が対話から気づきを得、前に進もうとする姿をそっと後押しできるこの仕事が大好き。

夢は、自分と向き合い、心から満足した人生を送る人を増やすこと。